8月18日(日) ホクト文化ホールにて『全国ギャンブル依存症 家族の会 長野』が開催されました。
初めに全国ギャンブル依存症 家族の会 宮城のメンバーである小野さんによる『私の体験と仲間と繋がった今』〜回復に必要なのは家族の正しい知識と行動〜としてご自身の体験談をお聞きしました。
母としての立場での体験談は紆余曲折を経て、当会や自助グループに繋がり、ご自身が知識や力を蓄えられた過程、当会のメンバーと一緒に行動しているうちに当事者への対応を変えることができて、自分が変わりたいと思えるようになった心境の変化のお話でした。
私も息子のギャンブルを『依存症』と受けとめる事が出来ず…メンバーからの提案もなかなか受け入れられず、何が良いのかさえもわかりませんでした。
でも、当会や自助グループに参加していくうちに『こういう事なのか』と理解できるようになっていきました。様々な体験を聞くことや書籍を読むうちに私自身、自分自身にも問題があった事を自覚する事ができました。
また、過去の自分を見つめ直し、言葉にして話すことなどほとんどありませんでしたが、当会や自助グループで自分自身の事を話す事で、自分を客観的に見つめ直すことが出来るようになり、さらに『考え方や物の捉え方などを今までと変えてみる』という事で今までの自分と違う自分に変わっていけるかもしれない、という少しづつですが…希望が持てるようになってきたようにも思います。また、そうする事でギャンブル依存症当事者との関わり方も変わって来たように思います。
会の後半では、今回初めて参加された方や2回目の参加の方を中心にそれぞれのお話を時間をかけて聞きました。継続的に参加しているメンバーによる(対応の仕方、アドバイス)はそれぞれの経験に基づいた話でありとてもわかりやすく、私自身に心に響くワードも沢山ありました。
当会に参加することで正しい知識を学び家族の対応を変えていくと当事者にも変化が起きてくることもあります。今、家族だけでギャンブルの問題と戦っている方はぜひ勇気を出して参加してみませんか?
次回は9月22(日) ホクト文化ホールにて開催されます。
どうぞ勇気ある一歩を踏み出して下さい。
長野県在住 宮澤