9月7日、全国ギャンブル依存性家族の会宮城が仙台市福祉プラザで開催されました。
はじめに、全国ギャンブル依存性家族の会栃木の大橋智子さんより「家族の回復〜仲間の中で見つけた希望の光〜」と題した体験談を聞きました。自分の考えで、良かれと思ってした対応では、好転せず、のちに当会に繋がったことで、正しい対応を学び、メンバーのアドバイスで行動し、やっと希望が見えてきたそうです。大橋さんは母の立場で、息子との関係性にも気づき、見直す事ができ、力強い声で話す大橋さんが元気になっている姿が伝わりました。
次に、公益社団法人ギャンブル依存性問題を考える会代表 田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全マニュアル」の対応6「逮捕・失踪・ヤミ金の取り立て…対処法は?」のところの読み合わせをしました。内容はピンチをチャンスに変えるための具体的作戦です。ギャンブル問題ならではの経験をもとにした対応が書かれています。
最後に、参加者が3グループの輪に分かれ、主に初めて参加された方の状況、特に今困っている事を聞き、経験豊富なメンバーが自分の経験を踏まえながらアドバイスをしました。
私も初めて参加した時のことを思い出しました。参加した時はとても混乱していました。私は妻の立場ですが、16〜17年前夫はギャンブルを止められず、ついには借金を打ち明けられ、姑が肩代わりをして、弁護士を立て任意整理をしました。そして今年、また夫のギャンブルが発覚し、今回私は変装してパチンコ店に夫を追いかけて行くようにまでなったのです。これは夫も私も何かが変だと気づき、十何年越しにして、やっと会に繋がる事になるのです。夫はギャンブル依存性と言うWHO世界保健機関も認める脳の病気ということを知り、そして私は夫のギャンブルで頭がいっぱいと言う状態でした。
今は会メンバーと共に自分に目を向けられるように努めています。だいぶ気持ちが落ち着き、夫のことも冷静に見る事が出来るようになりました。メンバーとともに学び活動する時は楽しいとも感じます。
私は会に参加し、上手くいかなかったらやり方を変える、行動を変えると言うことを学びました。ここには病気に対する正しい知識、メンバーの数だけたくさんの情報があります。悩んでいるなら今です。一人ではありません。会に繋がり、皆で元気になりましょう。
次回開催は10月12日 仙台市太白区中央市民センター13:00〜15:00 参加をお待ちしています。
宮城県在住 川村