9月8日(日)、全国ギャンブル依存症家族の会静岡が、葵区生涯学習センターで行われました。
今回は全国ギャンブル依存症家族の会千葉の磯崎みち代さんが「ギャンママが解決策を求めて19年」と題した体験談を話して下さいました。
とても分かりやすく、共感しながら聞かせて頂きました。そして家族のギャンブル依存症に苦しんだ過去や現在は家族が元気になっている姿を体験談で発信していく大切さも改めて感じました。
その後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏の著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせを行いました。
後半は、初めて参加された方の困り事を中心に情報交換を行いました。
初めは少し不安そうでしたが、当会メンバーによる丁寧な聞き取りと、話し合いでの皆さんの言葉や助言で少し和らいだようで、溜めていた不安や心配が言葉となって出ていく姿を見て少しホッとしました。
ギャンブル依存症者の家族は自分の気持ちを話す事、当会メンバーは話を聞く事の大切さも感じました。
私自身も初めは人前で話す事の緊張と変わらない現状と焦りや不安でなかなか慣れない状況でしたが、今では無くてはならない家族会と仲間になりました。
ギャンブル依存症問題を抱える家族の当事者への対応はとても頑固な問題だと思います。
「やってはいけない事」「間違った対応がギャンブル依存症を悪化させる」と何度も学び、頭では分かっていても、何か事が起きるとすぐに元の考えや行動に戻ってしまいます。何も無い時でさえ「今大丈夫かな?」「もしかして…また」などと考えてしまいます。だから、一人じゃなく仲間が必要なのだと思います。今は自分の気持ちや考え方も変わり、ほんの少しですが状況も変化してきました。
現在、家族のギャンブル依存症問題を抱えている方、一人で悩まず当会は足を運んで来てください。一緒に解決策を探していきましょう。まずはお話しを聞かせてください。
全国ギャンブル依存症家族の会静岡は、毎月第2日曜日です。
次回の開催は10月13日(日)、お待ちしております。
静岡県在住 石神