継続は力なり(岡山)

9月10日(日) 全国ギャンブル依存症家族の会岡山が開催されました。 

開始1時間以上前から、ロビーでは、家族会メンバーの明るい打ち合わせの声が聞こえてきます。

家族会メールの転送作業、係活動の確認・・・など、どうやったら会運営がスムースにいくのか、前向きに意見を交わします。

会員数も増え、3年前には思いもよらなかった光景です。 今までの自分の人間関係を振り返ると、子育て中も「ママ友なんか必要ないな。煩わしそう」と、自分の悩みや弱みを見せずに生きてきました。しかし、息子のギャンブル依存症が発覚してからは、180度変わりました。

“会に参加する以前は、こんなにも毎日連絡を取り合い励ましあう友人はいなかったなあ”と、人生での出会いに感謝する今日この頃です。 

今月は5組(8人)のご家族の方が初めて参加されました。読み合わせ書籍「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」(著者:公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏)は、みんなで読む度に身が引きしまる思いがします。

グループに分かれての話し合いでは、初めて来られたご家族の辛い思い、問題点を聞きます。

以前の自分と重なり涙が込み上げてきそうにもなります。思いを話された方は「今日は自分の悩みや思いを話し、アドバイスをもらえて久しぶりに気持ちが少し楽になりました。ここに来るのはとても勇気がいったし、どんな会だろうと、とても不安でしたが、みなさんが明るいので驚いてしまいました」と、少し表情が緩む場面もありました。

ギャンブル依存症は、家族が思う以上に回復の道のりは長く、正しい対処法を要する病気です。

家族も当事者も継続して自助グループに参加し、メンバーと繋がり続けることがとても大切だと感じます。フェロー(会の後のティータイムを兼ねた話し合いの場)では、先月初めて来られた方が笑顔で話されていて、嬉しくなりました。

継続は力なり。

家族会みんなで力を合わせ、歩んでいきたいです。 次回は10月20日(日) くらしき健康プラザです。   

岡山県在住 中江