9月7日(土)山形テルサにて全国ギャンブル依存症家族の会山形が開催されました。
先月のセミナーに続き今回家族の会山形としては、初めての開催となります。
初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部 山下徹也さんより「ギャンブル依存症からの回復」のテーマで体験談をお話していただきました。
回復に向かう過程のなかで当事者は当事者の中でしか回復しないという言葉が心に残りました。
次に、全国ギャンブル依存症家族の会茨城 佐藤信奈子さんより「回復への第一歩 仲間を信じて行動を変える」をテーマに妻の立場から体験談をお話ししていただきました。
ひとつひとつメンバーからの助言の通りに行動を変え、夫婦でギャンブル依存症に向き合い元気になっていく姿は私たち家族に希望を与えてくれました。
その後は公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル依存症問題完全マニュアル改訂版」を読み合わせしました。
後半は参加者全員で輪になり、はじめて参加された方を中心に今困っていることを共有し、メンバーから具体的なアドバイスと継続して家族の会や自助グループに参加することが提案されました。
私は半年前に息子から2回目の借金の肩代わりを頼まれたのをきっかけに家族の会に参加しました。
末っ子で甘やかして育ててしまった私の責任と自分を責め、ギャンブル愛好家の夫のせいだと夫を責め、この先どうなるのかと不安で押しつぶされそうな日々でした。
その後、家族の会でギャンブル依存症という病気のことや家族の対応を学び気持ちが軽くなり、そして一人ではない、何か起きても相談できるメンバーがいるという安心感が私を元気にしてくれました。
一人で抱え込まずに同じ経験をしてきたメンバーと一緒に回復へ向かいましょう。
次回家族の会山形は10月12日(土)13:30~15:30
山形県生涯学習センター遊学館 にて開催されます。
新潟県在住 田辺