9月21日(土)、JR札幌駅北口のすぐ側「札幌エルプラザ」で全国ギャンブル依存症家族の会北海道が開催されました。
関東が30℃超えを記録する中、札幌は最高気温17℃と9月に入って最も寒い一日となり、関東から訪れたメンバー5名も、その気温差に驚きを隠せない様子でした。
同じ経験をした家族が集う全国ギャンブル依存症家族の会北海道では、各自が持つ悩みや現状、問題が起こったときの解決策、自分たちが取るべき行動など、さまざまな意見が飛び交い、気温とは裏腹に熱い一日となりました。
なかでも全国ギャンブル依存症家族の会東京の吉田恵子さんの体験談は、ギャンブル依存症の当事者が自分と同じ息子とあって、苦しい胸の内が手に取るように伝わってきました。息子のキャンブルが発覚し、一度は自助グループにつながったものの、“自分には合わない”と通うのをやめてしまい、数年後再び自助グループに足を運び、会で正しい対処法を知り、自分を取り戻すことができたことに安堵したのは私だけではないはずです。
メンバーの存在を支えに息子の問題と向き合ってきた吉田さんの話を聞き、「自分一人では解決が難しい」「多くの人と手を取り合うことで、自分自身も元気になる」ということを改めて感じました。
ケースは違っても、当事者の問題に頭を抱えているのはみな同じです。
当会には、一人ひとりの悩みに役立つ豊富なデータがあります。たくさんの壁を乗り越え、自分自身に真摯に向き合うメンバーたちの声を耳にし、それらを参考にしながら自分自身も見習わなければと背筋が伸びる思いでした。
一歩を踏み出すのは勇気のいる行動です。でも、それが解決の糸口になるかもしれません。
次回は10月19日(土)、かでる2.7での開催となります。お気軽にお越しください。
北海道在住 渡辺