2024年9月8日(日)全国ギャンブル依存症家族の会 神奈川がかながわ県民センターで開催されま した。
はじめに、全国ギャンブル依存症家族の会 千葉の北薗さんに妻の立場としての体験を、次に公益社団法 人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーの方に体験をお話していただきました。 それぞれの立場で当会と当事者の会に参加するようになるまでの経緯と参加してから現在までの状況を分かりやすく お話ししてくださいました。 当会に参加し、自分と向き合うことができ、夫婦それぞれ回復に向けて前向きに頑張ってるお話を聴け て希望が持てました。 まずは家族の対応を変えることが大事だし、人それぞれ対応も違うので経験豊富な当会メンバーの伴走支 援で回復への道をサポートすることが必要なのだと改めて実感しました。
その後、ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏の著者「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」を読み合わせ、初めて参加された方を中心に今現在の困りごとを共有してもらい、対応方法をアドバイスしました。
私は息子がギャンブル依存症です。二十歳くらいから金銭管理が出来ず、借金を繰り返していました。
何十年も家族で解決できると信じ、親が金銭管理をするなど、ありとあらゆることをしました。
ところが息子は良くなるどころか悪化する一方でした。3年前に金銭的、精神的にもどうしようもなくなり、家族の会に参加しました。そこで、初めて家族の対応が間違っていることを知りました。
家族が対応を変えたことで息子は回復施設に入寮しました。ギャンブル依存症の完治はありません。でも、回復し続けることができます。いつ再発するかわからないギャンブル依存症。そのためには家族も回復し続けなければなりません。家族の会に参加していることで気持ちが揺らいだ時や混乱した時など会のメンバーに助けられてます。これからも自分に向き合い回復に向けて歩んでいきたいと思います。
今現在ご家族のギャンブルで悩んでいる方、家族で抱え込まず、どうぞ助けを求めて一緒に解決策を見つけていきましょう。
次回の家族の会神奈川は、10月20日(（日）13:30~15:30かながわ県民センターで開催します。当事者会も 同時開催です。
皆さんのご参加をお待ちしております。
東京都在住 竺原
