仲間の体験談は貴重(福島)

9月28日(土) 郡山市中央公民館にて全国ギャンブル依存症家族の会福島を開催しました。

今回は、全国ギャンブル依存症家族の会東京の関口由香さんに「家族の回復〜仲間との繋がりの中で〜」と題した体験談を聞く事ができました。

最近は、依存症や共依存と言う言葉をテレビ上で見る機会が多くなりましたが、改めて考える機会になりました。ギャンブル依存症の当事者はギャンブルをやめたくてもやめられなくて苦しんでいます。

そんな当事者を、家族は助けてあげなければ本人が駄目になってしまうと思って手助けをしてしまうのは、家族も同じ共依存という病気です。この病気の回復には、当会や自助グループに参加してメンバーの話を聞くことがとても大切です。

私も始めの頃は、自分の考えに固執して行動を変えようとしませんでしたが、他の人の話を聞いているうちに、自分の今までのやり方が間違いだと気がつくようになってきました。

この病気は回復はあるが完治はないと言われております。

当会や自助グループに参加し続ける事により、今後何か困った事がおきた時に私はどういう行動をとればいいかをメンバーから教えてもらい、それを実行することが大切だという事を再認識しました。

その後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の中の「自助グループと家族会につながろう!」の読み合わせをしました。

後半は、2回目、3回目の参加者のこの1ヶ月間での出来事や対応方法を聞いて他の参加者と一緒に考えました。

初めての参加者からは、今まで家族が本人の為に良かれと思ってしてきたことを、これからは本人の問題は本人で解決してもらう事等も話しました。話したことで少し重荷が軽くなったようでした。今後も参加し続けて欲しいと感じました。

福島県在住 新井