9月14日（土）全国ギャンブル依存症家族の会 山口が開催されました。
家族の体験談では全国ギャンブル依存症家族の会東京の伊藤さん、当事者の体験談では公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の松原さんの体験談をお聞きしました。
伊藤さんは、これまで家族としてどう接してきたか、当会に繋がりどう行動を変えていったか、病気に向き合う辛さや葛藤をどう乗り越えてきたかなどを話され、その中で「家族にも回復の必要がある」とお話されてました。同じ問題を抱える参加者は、頷きながら真剣に聞いていました。
一方、当事者の松原さんの体験談では、自分がギャンブル依存症だと認めるまでに長い時間を要したこと、その後回復に向けて一歩踏み出した時のことについてお話しされていました。依存症が本人の意志だけで解決できるものではないこと、そして周りの人の対応がいかに重要かを強く感じました。
後半は、参加者同士で悩みを共有する時間となり、「家族としてどこまで支えたらよいか」「家族内で意見が分かれてしまい困っている」などの質問とアドバイスが行われました。中には、借金問題や共依存の悩みを抱えている方もおり、会のメンバーからは、家族会や自助グループへの参加を継続することの重要性や、家族もまた自分自身に向き合うことの大切さを伝えられました。
私も当会に繋がったばかりのころは、当事者に対してどう関わって良いのか分からず、将来についても迷っており途方に暮れていました。そして同じような経験者の方からひとつひとつアドバイスを貰い行動を変えて行きました。
ギャンブル依存症は「家族だけでは解決できない病気」です。だからこそ、家族は当会へ参加して経験を共有し、共に支え合いながら目の前の問題解決に向けて歩むことが大切だと思います。今、家族のギャンブルの問題で苦しんでいる方は、ぜひ勇気を持って参加してみてください。
次回の全国ギャンブル依存症家族の会山口は、11月9日（土）13:30～15:30に宇部市多世代ふれあいセンターで開催されます。ぜひお越しください。
愛知県在住 大谷
