仲間の助けを借りて視野を広げよう(京都)

10月12日(土)ひと・まち交流館京都にて、家族の会京都が開催されました。

息子がギャンブル依存症という方の体験談を聞きました。当事者に何度も何度もお金を無心され絶望した出来事は、夫がギャンブル依存症の私も同じでした。あらためてこれは人格の問題ではなく、病気なのだと思いました。

そして家族会に参加するようになって、「私の行く場所はここしかない!」と思えたエピソードも私も同じでした。あのときは、頼れる人と場所を得て本当に安堵したことを思い出しました。そしてその後、今までとは違う行動をしていくことができたのは、家族会メンバーから数々のサポートをしてもらったおかげでした。

私は会に参加するうちに、当事者の夫がギャンブルをしようがしまいが、自分自身は元気に幸せに生きることができるようになりました。それはメンバーに、「ありのままを受け入れる」ということを教えてもらったことが大きかったです。最初はよくわかりませんでしたが、会に参加する前の私は、誰に対しても自分の小さなものさしを当て、善悪をつけて見ていたことに気付かされました。

私の夫はギャンブル依存症という病気にかかってしまった人で、それを私が治すことはできない、それでも彼は最善を尽くして生きている。私は共依存になってしまって、それでも会の支えの中で生かされている。それをそのままを受け入れて、メンバーの助言を信じて行動することで、幸せの道が開けてきました。私もそんな自分の経験を、今悩んでいる人たちに伝えていきたい、と思わせてくれた今日の家族会でした。また来月も参加します! 

京都在住 安東