2024年10月20日(日)全国ギャンブル依存症家族の会高知が土佐市複合文化施設「つなーで」で開催されました。
前半は公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 代表田中紀子著書の『家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル』の対応4のなぜ「金銭管理」はやめるべきなのか?の読み合わせをしました。家族会に繋がる家族のほとんどがこの問題を経験しています。私自身も何とか自分たちで金銭管理を行って、ギャンブルに使えるお金を与えないように頑張っていたことを思い出します。管理を手放すことが回復へのチャンスにつながると読んだとき、私自身が間違った対応でチャンスを奪っていたのだと、大きな後悔の念を抱きました。悩んでいるメンバーたちに一日でも早く正しい対応を知り、回復への道を歩んでもらいたいと願います。
その後、初めての方の家族会とはどのようなことをしている場なのかという疑問に一人ひとりが自己の経験を通して答えました。家族会では、メンバーの話を聞いたり、相談したりしながら、問題解決する場であること、適切な支援ができる他部門や他機関と連携してもらえる場であり、他にはない唯一の会であることなど話しました。
後半は、メンバーの近況の話を通し心配事など中心にお話を聞きました。現状に対し「今後こうなったら困る、大変だ」と先々のことを心配している現状が話されました。家族会のメンバーは、同じような経験をしていることから、本人を管理することはできない、本人が自助グループにできるだけ早く繋がるように金銭管理と同じように手放し、自分が変わることなど助言がされました。ちょうど11月4日のセミナーが開催される予定であることから、セミナーへの参加をご家族やご本人に紹介していただくようお話ができました。
当事者の回復には家族の正しい対応が不可欠です。
当会には、様々な経験を乗り越えてきたメンバーがたくさんいます。
ひとりで抱え込まず一歩踏み出しませんか?一緒に乗り越えましょう。
今日の出会いに感謝です。
愛媛県在住 山田