行動すれば見えてくる回復への道(山梨)

10月20日(日)全国ギャンブル依存症家族の会 山梨が、韮崎市民交流センター ニコリ にて開催されました。

先月、当会に初めて参加され、今回が2度目の参加となるご家族が参加しました。参加する事でギャンブル依存症に対する自分たちの対応が間違っていたことに気づかされ、正しい知識と対応を知りたいという思いで足を運ばれたそうです。

公益財団法人ギャンブル依存症問題を考える会 代表 田中紀子著「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせをした後、当会メンバーが体験談をもとに、具体的な対応方法について話しました。

私が、当会に初めて参加した時は、ギャンブルの問題は、当事者本人の借金問題を解決する事だとばかり思っていました。当会に通う事で、ギャンブル依存症は世界保健機関が認める病気である事や依存症の対応としてやってはいけない事がある事を知りました。私がしていた借金の肩代わり、干渉など間違った対応をすることでギャンブル依存症を悪化させてしまうことを当会にきて知りました。

参加し続ける事で、全国に同じ悩みを抱えている人がたくさんいる事がわかり、私は一人ではないのだと感じて心が軽くなりました。今まで恥だと思い、誰にも話せなかった事を話せる場所ができました。話す事で頭の中が整理できてくる事がわかりました。ギャンブル依存症当事者だけの問題だと思っていた事が、実は家族の問題でもある事に気づかされました。

当会のメンバー全員は、家族や知人にギャンブル依存症がいて苦しんだ経験があります。その経験と経験から学んだ知恵をかりて、素直な気持ちで自分と向き合い、私たち家族が回復していくことの大切さを学んでいます。

参加されたご家族は、明るく溌剌としている当会メンバーと話した上でこのようなお話をしていました。「私達より辛く苦しい経験をされているメンバーの皆さんが、明るく生き生きと話しをされることに大変びっくりしています。」と驚きを隠せない様子が印象的でした。参加し続けることで正しい対応を学び、自分らしさを取り戻し回復していく姿を垣間見られたのではないでしょうか。

次回の全国ギャンブル依存症家族の会 山梨は、11月17日(日)14:00から韮崎市民交流センター ニコリ にて開催いたします。ギャンブルの問題でお困りの方、ご参加を心よりお待ちしております。

長野県在住 増田