10月13日(日)、全国ギャンブル依存症家族の会静岡が男女共同参画センターあざれあで開催されました。
今回は、全国ギャンブル依存症家族の会神奈川の田村有子さんが「家族会の仲間の中で見つけた回復への道」と題して、母親の立場としての体験談を話して下さいました。
当事者に対してやってはいけない事をやり続け、ついには自分も底をついたなど共感する事が多く、何度も頷きなが聞き入らせていただきました。
私も息子がギャンブル依存症当事者です。
2年前家庭内窃盗が発覚したのをきっかけに、初めて当会に参加しました。しかし、当時の私は依存症という病気の知識が全くなく、現実から目を背け、なんとかなるだろうという甘い考えを捨て切れず、その後会から足が遠のいてしまいました。
その結果、今年に入って病状がどんどん悪化して、闇金に手をだし、会社のお金を横領し、もうどうにもならない状態になったところで再び当会に参加するようになりました。
そして、当会メンバーの助けを借りて、やっと今年の6月に回復施設に繋がることができました。
ギャンブル依存症という病気は家族が正しい対応をしないとどんどん悪化していきます。何かおかしいと感じたら、少しでも早く会に参加して、当事者に対する正しい対応の仕方を学んで欲しいと思います。
次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全マニュアル」の読み合わせをしました。
最後に、2つのグループに分かれ、主に初参加の方のお話を伺いました。
その中で、メンバーから“借金の肩代わりや金銭管理をしてはいけない”、“会や自助グループに参加する”などの適切なアドバイスがありました。
こんなに苦しんでいるのは自分だけではないということを知るだけで、気持ちがグッと楽になります。
是非、勇気を出して当会に足を運んでみて下さい。
きっと解決策が見つかります!
次回は11月3日(日)、13:30~15:30静岡労政会館にて開催予定です。
皆様の参加をお待ちしています。
静岡県在住 又平