当事者・家族の経験から学ぶ(山口)

2024年11月9日に山口県の宇部市多世代ふれあいセンターにて、全国ギャンブル依存症家族の会山口が開催されました。

この会は厚生労働省の依存症民間団体支援事業として、山口県に全国ギャンブル依存症家族の会を立ち上げることを目的に開催されています。

まず初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の宇都宮氏より当事者の体験談、当会メンバーの久保田より家族の体験談の発表がありました。
その後、当事者と家族に分かれて、今困っていることの解決策を聞きました。

体験談を聞いて、ギャンブル依存症当事者が説明する病気の仕組みが非常に分かりやすく、やりたくないはずのギャンブル行為に至ってしまう脳の仕組みが理解できました。ギャンブル依存症から回復した当事者だからこそ話せる話でした。

依存症回復施設入寮の体験とそこから家族再構築にいたるまでの説明も非常に分かりやすく説明して頂きました。
家族の体験談についても、この病気が難病であることが伝わってきました。家族の対応がいかに重要か、が身にしみました。

沢山の困っている人たちが家族の会や当事者の会に繋がり、双方に分かれて回復していくことが重要だと感じる有意義な会でした。また、他の相談者の話を聞いて、家族のギャンブルの問題に悩んでいるのは私一人ではないんだと感じました。

来月は12月14日(土)に宇部市の多世代ふれあいセンターで開催されます。関東や関西の回復したメンバーが丁寧にサポートしてくれるため、安心できます。お気軽にお越しください。

大阪府在住 阪井