「繋がってさえいれば何とかなる」そんな心強い集まり(北海道)

11月16日(土)札幌市北区「札幌エルプラザ」にて「全国ギャンブル依存症家族の会北海道」が開かれました。例年であれば積雪があってもおかしくない時期ですが、今年は少し冬の出足が遅れているようです。そんな穏やかな気候の札幌に、当会メンバーが東京からも駆けつけての開催となりました。

最初に、全国ギャンブル依存症家族の会東京の猪瀬智美さんが息子についての体験談を発表されました。お話を聞いて思ったのは、家族はどうしても「なぜ自分だけがこんな目に…」と孤独感に襲われ、その事実を誰にも言えずに抱え込んでしまうのですが、その孤独感から抜け出すことが元気になることへの大きなきっかけではないかということです。当会は、参加するたび「ひとりじゃない」と感じさせてくれます。

後半に行われた「分かち合い」でも、参加者から私が体験したこととそっくりな悩みが聞かれ、親近感と同時に強い仲間意識を覚えました。 

今回分かち合いの時間に余裕があったこともあり、初めて参加した方からより詳しくお話を聞けたように思います。東京のメンバーも合間に適切な質問をして、話の掘り下げを促してくれました。こうした面で協力し合えることも、全国組織である会のよいところです。

私は会に繋がって約1年、やはり皆さんのお話を聞いてハッと気づくことや、改めて息子との関係を振り返るきっかけが見つかりました。参加すれば必ず何かが得られます。初めての方にはメンバーが付いてサポートするので、どうぞ安心してご参加ください。

次回は12月21日(土)家族相談会を含むセミナースタイルでの開催です。さすがにもう雪道になっているはずですので、どうぞ足元にお気をつけてお越しください。

北海道在住 干場