11月10日(日)、埼玉建産連研修センターで全国ギャンブル依存症家族の会埼玉が開催されました。
初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の方が、「ギャンブル依存症の自分と向き合う」というタイトルで体験談をお話しされました。
「家族が手放してくれたことで、自分自身の問題に向き合えた」、「家族が回復していく姿が自身の回復のモチベーションになっている」という言葉に、家族の適切な対応の重要性をあらためて実感しました。今後は、ご自身を助けていただいた当事者会の活動を盛り上げていきたいとお話しされる姿には、力強さを感じました。
次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の読み合わせを行いました。
その後、グループに分かれて、初めて及び2,3回目の参加者を中心に問題への対応策を話し合いました。
私は、息子の問題で1年前に当会に参加するようになりました。数々の尻拭いをはじめ、金銭管理や行動管理を行ってきた対応が息子の依存症を悪化させていたことを知り、病気について理解を深め、仲間を信じて行動することの大切さも学びました。
問題が起きる度に伴走支援していただいたおかげで、家族だけではどうにもならなかった問題を一つ一つ解決することができたことに、深く感謝しています。
息子も、家族の会とギャンブル依存症問題を考える会の連携によって救いの手を差し伸べていただき、回復に向き合っています。
ここには、数多くの知識や経験が集結されています。ご家族のギャンブル問題を抱えていらっしゃる方は、おひとりで悩まずに、是非家族の会に参加していただきたいと思います。
次回は、12月22日(日)13:30~15:30 埼玉建産連研修センターで開催されます。
東京在住 原 奈弓