11月10日(日)、阿倍野市民学習センターで「全国ギャンブル依存症家族の会 大阪」が開催されました。
はじめに、全国ギャンブル依存症家族の会 青森の大谷克子さんから体験談を聞きました。会と自助グループに参加し、依存症の回復プログラムである12ステッププログラムに取り組んだ事で、自分の気持ちを見つめ直し、自己肯定感を高める事が出来たと話していました。今は苦しんでいる人を支援することで、自身も一緒に元気になっていると聞き、私もそのようになっていきたいと思いました。
後半はグループに分かれて、初めて参加した方や再参加の方が抱えるそれぞれの悩みを共有する時間が設けられました。参加者は、ギャンブル依存症に対する正しい対応方法を学び、会や自助グループへの参加を継続する重要性についてアドバイスを受けました。
私自身、統合失調症とギャンブル依存症を抱える息子を持ち、5ヶ月前から会に参加しています。参加し始めたころは、自分を保つために虚勢を張り、本来の自分を見失い辛く苦しい混沌とした毎日を過ごしていました。
しかし、会に参加することで息子の金銭管理や監視など、自力で行っていたことが実は当事者である息子の足を引っ張っていたことに気づきました。今では、ギャンブル依存症に悩む同じ『仲間』に支えられ、本来の自分を取り戻すことができました。
ギャンブル依存症で悩んでいるご家族の皆さん、まずは会にいらしてください。そして、正しい対応方法を学び、共に元気になりましょう。
兵庫県在住 鍛治