家族の対応が鍵(石川、当事者支援部)

11月16日(土)、石川県の金沢市文化ホールにて「全国ギャンブル依存症家族の会 石川」と同時に「当事者の会 石川」が開催されました。

はじめに参加者全員で同時開催されている家族の会に参加させていただき、当事者支援部の伊藤さんの体験談発表を聞きました。
回復活動をしている中で再ギャンブルをしてしまった時に改めて気づいた、正直でいることの難しさと仲間から離れないこと、仲間の中で回復をすることの大切さをお話しいただきました。
改めてこの病気と向き合っていくことの難しさを再認識するとともに、再ギャンブルしたからこそ得た経験を伝えていくことが自分の使命というメッセージを伝える伊藤さんに同じ当事者として勇気をいただきました。

続いて、家族の体験談として家族の会 千葉の椿さんのお話を聞かせていただきました。
当事者である夫への対応が間違っていることを知るまでのこと、知ってからの行動をお話しいただきました。
また、ギャンブル依存症の当事者への対応が別の依存症の息子さんへの対応にも応用できる部分を使って、仲間と共に家族の問題とご自身の問題に向き合われているという貴重なお話しを聞かせていただきました。

お二人のお話を聞いて、この病気のキーマンは家族であるということを再認識させていただきました。

その後、別室に移動し新規参加者2名を含む計8名で当事者会を行いました。
自己紹介の後、初参加の方向けにギャンブル依存症についての説明を実施し、質疑応答と相談の時間を設けました。
それぞれの現状を話していただき、参加者全員で経験を分かち合いながら相談会を行いました。
病院に関する質問や病気が進行することによって行き着く先の話など、多くの経験を共有することができました。

最後に連絡先を交換、次回の予定を確認して散会となりました。
また、石川県に新しい自助グループを立ち上げるための建設的な話し合いも行えて、動き出しています。

次回は12月21日(土) 13:30〜、フレンドパーク石川にて開催いたします。

当事者支援部  菊地