10月20日(日)かながわ県民センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 神奈川が開催されました。
まず始めに、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良の古川さんが、元配偶者のギャンブル問題を乗り越えた体験談をお話しされました。その中で自分自身の今後について「困っている人を助ける」「自分の人生を責任をもって生きる」と凜としてお話された姿がとてもかっこよく、素敵だなと感じました。
つぎに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーの方が体験談をお話されました。ご自身のギャンブル依存症と向き合うまでの辛かった体験を赤裸々に語られ、「借金の肩代わりはしないことが大切、家族が借金の肩代わりしてしまうとギャンブル依存症と向き合うための機会を奪うことになる」と当事者ご本人が力強く語られたのが印象的でした。
私自身は弟のギャンブルの問題で会に初めて参加しました。その日から、ようやく1年が経ちます。
参加しはじめた頃は不安で、どうしていいかも全くわかりませんでした。でも、参加し続けることで、ギャンブル依存症が脳の病気であることを知り、父親・母親・兄弟・妻・夫など様々な立場の方のいろいろな経験を聞くことができました。本日、お話された二人に共通する「自分に向き合う」ようになれたのも会のおかげであると感じています。弟、そして家族をどうにかすることで頭がいっぱいで家族のギャンブル問題に巻き込まれていた当初から、それぞれがそれぞれの人生を生きることも会の仲間の中で学びました。
弟はギャンブル依存症の当事者です。私はその家族です。でもお互い別々の人生があります。当事者である弟には当事者が、家族である私には家族の会の仲間が寄り添ってくれます。
私はこれから自分の経験やこの会で得た知識を伝え続けていきたいと思っています。
家族の会にはギャンブル依存症の正しい知識と家族である仲間のたくさんの経験があります。
一人で悩まず、ぜひご参加ください。ご参加お待ちしています。
東京都在住 小久保