家族の正しい知識と対応が回復の後押しに!(神奈川)

2024年11月17日(日)
横浜市技能文化会館にて全国ギャンブル依存症の会神奈川が開催されました。

はじめに公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の菊地さんが、「ギャンブル依存症からの回復」というテーマで当事者の立場から体験談を話してくれました。

ギャンブルをやめたくても抜け出せない苦しみから、どのようにして回復の道を歩んでいるのかご自身の経験をお話いただきました。
私は「家族が対応を変えてくれたことで自身の病気に向かい合うことができた」という言葉が一番心に残りました。家族の正しい知識と対応が当事者の回復の後押しになるということを力強く話されており、今は家族や手助けをしてくれた当事者支援部のメンバー達に感謝の気持ちを持ちながら、前向きに回復を目指されている姿に明るい希望を感じ、回復って素晴らしいなぁと胸が熱くなりました。

会の後半では、いくつかのグループに分かれ、初めて家族会に参加された方を中心に、現在の状況や困っていることなどを聞きました。
既存のメンバーたちが、自らの経験を交えながらアドバイスしていました。

誰にも言えずに1人で悩みを抱えていたことを、涙ながらにお話される様子も見受けられ、私自身、初めて当会に訪れた日のことを思い出しました。
自分と同じ経験をされた方に共感してもらうことで一気に緊張が解け、安心したことを覚えています。こんな問題で悩んでいるのは自分だけだと思っていましたが、「同じ悩みを抱えた人が、自分以外にもこんなにいるんだ」とホッとして心が軽くなりました。
小さな子どもを抱えながら、夫の度重なる借金と嘘に疲弊し絶望していた私に、メンバーは「行動を変えていけば1年後には今と同じことで悩んでないよ。」と声をかけてくれました。私はその時初めて自分の未来に希望を持つことができました。
そして今では温かな励ましや経験に基づいたアドバイスにより、少しずつ夫に対する対応を変えていくことができています。

ご家族のギャンブル問題でお悩みの方はぜひ当会に参加してみてください。そして、依存症の正しい知識と対応を一緒に学びましょう。

神奈川在住 高良