11月3日(日)、神戸市男女共同参画センターにて全国ギャンブル依存症家族の会 兵庫が開催されました。
初めに、全国ギャンブル依存症家族の会東京メンバーの真下さんより「家族の対応そして回復が鍵」と題して、妻の立場での体験談を聞きました。経験したことを聞き、メンバーと共に行動し歩む事の大切さや、まずは家族が正しい対応を学ぶ事が重要であると改めて思いました。
その後、妻の立場・親の立場でグループに分かれ、初めて参加した方を中心に現在の状況や困っている事を聞き話し合いました。同じ悩みを経験してきたメンバーが、具体的なアドバイスを伝えました。
私も、夫がギャンブル依存症です。5ヶ月前に夫から「ギャンブル依存症かもしれない」と聞かされたことがきっかけで、当会に参加しました。その時の私は、「夫の病気さえ治れば全て上手くいく、自分に責任はない」と思うだけで何も行動を変えずにいました。
夫からの連絡や普段の会話でもビクビクし、この先どうなっていくのだろうかと、だんだん不安が大きくなっていきました。そこで、メンバーより「家族も対応を変える必要がある」というアドバイスを受け、自分の行動を変えていきました。そして、家族会のサポートがあり、夫はギャンブル依存症の回復施設へ入寮することができました。
ギャンブル依存症は家族が間違った対応を続けると、どんどん悪化していく病気です。何か変だなと感じたら、まず相談に来てみてください。こんなに苦しんでいるのは自分だけではない。それを知るだけでも、気持ちは楽になります。ひとりで悩まず、是非、勇気を出して当会に足を運んで見てください。
全国ギャンブル依存症家族の会 兵庫は毎月第一日曜日、神戸市男女共同参画センターにて開催します。当事者会も同時開催です。ぜひ、お越しください。
兵庫県在住 幾原