令和6年11月24日、「牟礼コミュニティ」にて ギャンブル依存症家族の会香川が開催されました。
はじめに、全国ギャンブル依存症家族の会 高知の野村さんより「家族の回復〜ひとつひとつ変えていった行動〜」と題して、妻の立場で体験談の発表がありました。誰にも言えずひとりで悩んでいましたが、当会に参加し、依存症は病気である事、家族の対応の重要性を学び、行動を変えていったそうです。今は「苦しんでいる方々の力になりたい」と力強く話される姿に明るい希望を感じました。
次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の大野さんの体験談を聞きました。妻が会に参加し行動がかわった事で「回復するんだ!」と言う強い気持ちを持てたというお話に家族の対応の重要性を改めて感じました。
その後、初めて参加された方を中心に現状や困り事を聞き、一緒に解決策を考えました。
私は、会に参加して1年になります。ギャンブルによる借金の問題で息子が実家に戻って来るようになった時、迷うこと無く一緒に住み始め、借金の肩代わり、金銭管理等をしました。これでは駄目だと分かるのに、1年を費やしました。会に初めて参加した時には、心身共に疲れ果て、不安でした。そんな私を、会のメンバーの方々は、温かく受け止め、励ましやアドバイスをしてくれました。
息子に実家を出てもらい7カ月。アドバイス通りに行動した結果、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表と当事者支援部、当会のメンバーの皆さんの支援を受け、息子は回復施設に入寮する事ができました。
会に参加し、私の心には落ち着きが戻り、自分の考えは柔軟に、心身共に、元気になる事が出来ています。家族も元気になるには長い時間が必要です。一人で苦しむのではなく、沢山の人を知り、話す事で、前向きに考える事が出来るようになります。
次回は12月22日(日)13:30〜香川県社会福祉総合センターにて開催されます。
今、悩んでいる方に、家族会が在る事を知ってもらい、一緒に元気になっていきたいと心から願っています。
高知県在住 細木