11月30日(土) 公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会主催による「自死遺族会立ち上げセミナーin福岡」が久留米市筑水会館にて開催されました。
始めに公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏による立ち上げまでの想いのお話があり、亡くなられた仲間を想い涙ながらに語られる田中代表のお話を聞き、自死遺族会立ち上げにかける想いが本当に強く伝わりました。
次に東京グレイス統括施設長の服部義光氏よる体験談をお聞きし、当事者にしか分からない苦しみ哀しみは計り知れず、この様にお話する事が出来るまで、どんなに苦しい道のりだったのだろうと思いました。
続いて自死遺族会代表の神原充代氏による体験談をお聞きしました。当事者が一番辛く、その哀しみを癒すには共感できる仲間と安心して話せる場が必要なのだと、自死遺族会の必要性を強く感じました。辛い体験談を話してくれた神原代表が私には強い勇者に見えました。
医療法人コミュノテ風と虹のぞえ総合病院 理事長で院長の堀川公平氏と医局長の堀川智史氏によるご講演では、依存症の反対は繋がりで必要なのは繋がる事と、弱みを周囲に出して行く事が大切なのだと学びました。
今回のセミナーに参加して、ギャンブル依存症は進行性の病気で人を死に至らしめる恐ろしい病気なのだという事を再認識しました。それを防ぐには周りが依存症に対しての正しい対応を学び行動をし続けて行く事、早期予防教室や啓発活動が必要なのだと感じました。
同じ立場で気持ちを共有できる仲間と居場所がある事に感謝を忘れず、仲間と共に一歩ずつ進んで行こうと心に誓いました。
福岡県在住 笹田