繋がり続けること(静岡)

12月8日(日)静岡県男女共同参画センターあざれあにて、全国ギャンブル依存症家族の会静岡が開かれました。

はじめに、当会神奈川の山下里香さんによる体験談を聞きました。
「家族会に繋がって行動することで見えた希望」と題し、ギャンブル依存症当事者の妻の立場からお話を伺いました。

その間、私自身の体験と重なる部分が多々あり、ギャンブル依存症当事者である夫とともに渦中にいた頃を鮮明に思い出し、初心にかえりました。

ギャンブル依存症と一括りに言っても、様々なパターンがあります。
色々な方の体験談を聞くことで、自身の体験と重なる部分に共感し、安心します。
そして、ギャンブル依存症という病気について理解を深めるとともに、まずは当事者の家族自身が当事者のことで頭がいっぱいになっている状態から抜け出し、行動を変えていくことが、当事者の回復へ繋がることに気づきます。

自らの体験を生かし、率先して家族会に関わることの大切さを実感しました
私も、ギャンブル依存症の正しい知識を広めたり、今困っている方を当会へ繋げられるよう活動し続けたいです。

次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」の「自助グループ、家族会につながろう!」を読み合わせしました。

最後に、2つのグループにわかれて、初めて参加された方や、直近で困りごとのある方を中心に、お話を伺いました。

初めて参加した時のことは今でも覚えていますが、とても緊張して、それまで誰にも言えなかったギャンブル依存症の問題に関して口にした時は思わず号泣しました。その瞬間まで自分が精神的に追い込まれていることに気付けなかったのです。

今回初めて参加された方も、きっと勇気を出して足を運んでくれたことと思います。最初は、自助グループに参加する大切さに気付けないかもしれません。ですが、何度も参加するうちに、必ずその意味を見つけられるはずです。

現在困っている方が、少しでも早く当会へ参加してくれることを願っています。

次回は、2025年1月25日(土)13:30より、静岡県男女共同参画センターあざれあ504会議室にて行われます。

静岡県在住 藁科