12月14日(土)山形県生涯学習センター遊学館にて、全国ギャンブル依存症家族の会 山形が開催されました。
はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の石原さんより「回復の希望」というテーマで体験談をお聞きしました。依存症になるまでの経緯、そして家族が当会に参加して正しい知識を学び対応を変えた事で本当の回復の道に進むことができ「感謝しかない」という言葉に希望と勇気をもらいました。
続いて全国ギャンブル依存症家族の会 山形の兼子さんより「家族会に繋がってみえた希望」というテーマで親の立場としてのお話をお聞きしました。依存症は「脳の病気」そして息子本人だけの問題と思ってましたが、一緒にいる家族も同じように問題を抱えているということが分かり、家族も問題に向き合うことの大切さを学びました。
次に公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏著書「家族のためのギャンブル依存症問題完全対応マニュアル改訂版」の読み合わせを行いました。
その後、初めて参加された方を中心に話をお聞きしました。メンバーからの対応やアドバイスを熱心に聞かれ、最初は不安な様子でしたが話を聞いている中で少しづつ穏やかな表情に見えたのがとても印象的でした。
私は息子のギャンブル問題で、家族ではどうすることもできずに会に参加しました。メンバーからは家族が対応を変えること「肩代わりをしない」「息子との間に境界を作る」と言われ、私が家を出ることで息子と距離をおきました。
息子と距離を置くという行動はとても辛く大変なことでしたが、この対応を変えたことで息子は自分から助けを求めることができ、回復施設に繋がることができました。
自分一人では対応を変えることは難しいことでしたが、仲間のアドバイスや励ましのお陰で行動を変えることができ本当によかったと思います。
ギャンブルの問題を一人で抱えずに会に参加して依存症の病気の正しい理解と対応を一緒に学びましょう。
次回は1月4日(土)13:30〜15:30 山形市市民活動支援センター23階「高度情報会議室」にて開催です。
新潟県在住 加藤