仲間と繋がり回復への道を歩む(奈良)

12月22日(日)王寺町地域交流センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会 奈良が開催されました。

はじめに、全国ギャンブル依存症家族の会 兵庫のメンバーである友井さんの体験談を聞きました。その中で、借金の肩代わりや会社の上司による金銭管理が、結果として当事者を苦しめ、ギャンブル依存症という病気を悪化させる行為であることを改めて理解しました。当会に参加することで、病気に対する正しい対処方法を学ぶ重要性を強く感じました。

後半は、グループに分かれて、初めて参加した方を中心に現状の悩みや困りごとを聞き、一緒に解決策を考えました。

私は、会に参加して約6ヶ月が経過しましたが、それまでは、当事者である息子の問題を自分が解決しようとして過剰に手を出し、結果的にギャンブル依存症を助長してしまったことを痛感しています。その結果、息子が自分の問題に向き合うことを奪い、依存症を深刻化させてしまったことにも気づかされました。

現在も、息子はギャンブル依存症であることを認めていません。しかし、私は会のメンバーのアドバイスや助けを受けながら、少しずつ健康な心の安定を取り戻せるように、メンバーとともに前に進んでいきたいと考えています。

次回は、1月26日(日)13時から王寺町やわらぎ会館にてギャンブル依存症セミナー&相談会が開催されます。講師として、東布施野田クリニック名誉院長 辻本士郎医師と、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子氏を招いて、講演があります。セミナー修了後には家族相談会と当事者会も開催いたします。多くの方々のご参加をお待ちしています。

奈良県在住 中島