1月12日(日)所沢市民文化センターミューズにて、全国ギャンブル依存症家族の会埼玉が開催されました。
今回は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部より、近藤さんの体験談をお聞きしました。回復し続けながらも、ご自身の抱えていた生きづらさや、失敗談も、包み隠さず丁寧に語ってくださり正直にお話する姿に熱い思いがこみ上げてきました。
また、私たち家族がなかなか知ることのできない、当事者支援部の活動についてもお話してくださいました。助けを求めてきた当事者が回復施設に入所するまでをサポートされたお話を聞かせて頂きました。困っている当事者に時間や手間を惜しまずに手を差し伸べてくださったり、ここまで手厚くサポートしてくれているのかと、驚きを隠せませんでした。当時者支援部の活動は家族にとっては本当にありがたく、改めて感謝申し上げます。当事者を救えるのは、同じ苦しみを味わったことのある当事者で、家族ではないのだと強く感じました。
家族として、今までやってきたことが全て間違っていた、とわかったときは愕然としましたが、当会では皆が「私たちも最初はそうでした」と、共感を持ち、「これからはこうしましょう」と、具体的な提案をしてくれます。
家族会や自助グループへの参加は、自分と同じ経験をした人がいることはもちろんですが、更にそこから行動をしてうまくいった経験、失敗した経験、などを聞くことができます。
ギャンブル依存症は、進行性の病気です。もしかして、と思ったら早めに当会に相談をしてほしいです。
悪化する前に、どうか依存症への理解と正しい知識と対応を多くの方に知ってほしいと思います。
次回は2月16日(日)13時30分より市民会館おおみやにて開催されます。保育もありますので小さなお子様がいる方も参加できます。ぜひお越しください。
埼玉県在住 三野宮