2025年1月4日(土) 千葉県社会福祉センターにてギャンブル依存症家族の会 千葉が開催されました。
はじめに、全国ギャンブル依存症家族の会 栃木の齋藤さんより、母の立場としての体験談をお話しいただきました。
統合失調症である息子さんの回復は困難と言われる中、当会メンバーに相談したことで病院や行政の支援を得られ、回復の道へと踏み出すことができたというお話を聞き、どのような状況であっても、数多くの経験が蓄積された当会であれば、必ず解決策は見つかると希望を感じました。
私も会に参加していなければ、今も当事者である自身の息子に対して尻拭いや金銭管理を続け、益々病気を悪化させていただろうと思います。
実際に、当会メンバーからアドバイスを受け息子への手出しを止めたところ、本人からのお金の無心は無くなりました。
また私は会にて、「依存症は家族の病」と教わりました。始めの頃はその意味が理解できませんでしたが、会に参加し続けるうちに、徐々に自分自身にも問題があることに気付きました。
現在では当会メンバーに支えられつつ自らの問題に取り組んでいます。
続いて、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の中島さんより体験談をお話しいただきました。
回復のきっかけは「両親が家族会に参加したこと」と断言されており、当事者本人の口からその言葉を聞けたことを嬉しく思いました。
中島さんのお話から、まずは家族が家族会に参加し、ギャンブル依存症について学ぶ大切さを再認識することができました。
中島さんは現在、(公社)ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部という、依存症から回復したメンバーが同じ病気で苦しむ人を支援する団体に所属し、全国各地に赴き活動されています。
「多くの仲間と関わり、その人なりの回復の道を見つけたい」と語る姿に、当事者支援部は私たち家族にとって心強く有難い存在だと感じました。
ご家族のギャンブルの問題で困っている方は、1人で悩まずに当会にご参加下さい。 ぜひ一緒に解決策を見つけていきましょう。
次回は2月1日(土)13時半から千葉県社会福祉センターにて開催します。ご参加をお待ちしています。
千葉県在住 高野
