家族の正しい対応が当事者の回復に繋がる(東京・東地区)

1 月 26 日(日)、全国ギャンブル依存症家族の会東京・東地区が江戸川区総合文化センターで開催されました。 

はじめに公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部・近藤さんより体験談をお話いただきました。過去の苦しい体験を経て、当事者がギャンブル依存症だということを認め、自分の問題であると気づくことでしか回復への一歩を踏み出すことはできないと語られていました。 

次に全国ギャンブル依存症家族の会千葉の北薗さんより体験談を聞きました。ギャンブル依存症はれっきとした病気であり、本人の意思だけで治すのは難しい病気であること。また当事者がギャンブル依存症から回復するには、家族だけで解決しようとせず、当会に参加し、ギャンブル依存症者の家族として、どう対応していくか具体的なアドバイスを聞き行動していくことの大切さを改めて感じました。

私は8か月前に弟のギャンブルの問題でこの会に参加しました。それまでは家族だけで何とか弟のギャンブルの問題を解決しようとし、借金をしないように金銭管理をしたり、行動を監視してギャンブルをしていないか見張ったりしていました。しかしギャンブルでの借金は増える一方でした。

参加し続けていくうちに、家族がギャンブル依存症に対して正しい知識や対応方法を知り実行していくことが、当事者がギャンブルをやめ続け回復のすることの手助けになるのだと分かるようになりました。また、同じ立場の人と苦しみや不安の気持ちを話し合うことで気持ちが楽になり、「私は一人じゃないんだ」と前をむけるようになりました。 

身近な人の事で悩んでいる方、参加していただいたら元気になれる一歩になると思います。 

次回は、2月22日(土)に東地区、仲宿地域センター 西地区J:COMコール田無で開催されます。

                         東京在住 富澤