「大切なのは、家族も行動を変えること」(広島)

 令和7年2月9日(日)広島市中区民文化センターにて全国ギャンブル依存症家族の会広島が開催されました。
県議会議員の方にもご参加を頂きました。私は昨年3月から会に参加していますが、新しく相談に来られる方が毎回何組かいらっしゃいます。


 初めに当会のメンバーが熱い体験談を語りました。家族会に参加し続けることで、ギャンブル依存症について、よく知ることができたそうです。私もネットで依存症を調べた時に、「一人で悩まないで・・」「依存症は脳の病気です」など、書かれているのを見つけすぐに会に電話しました。そこで依存症の事を教えていただき、本人が本当にこのままではだめだと思い行動することの大切さがわかりました。それまで家族が息子の為と思ってしていたことは依存症を悪化させることだったのです。
家族会にはたくさんの成員が参加しており、新しい人にもわかりやすく説明してくださいました。
今日のメンバーの、「自分が助けてもらったように、苦しんでいる人たちに助かる道があることを伝えたい!」とのコメントが印象的でした。

 次に当事者からの貴重なお話。
グループミーティングや自助グループで、同じ経験者として話を親身に聞いてもらえることは、とても力になったそうです。
すぐに成果が出なくても、当事者の会に参加し続けることで、考え方が変わるタイミングがあるようです。

 後半、初めて参加された方を中心にお困りごとを聞き、グループに分かれてアドバイスを出し合いました。
多くの事例を聞いている経験豊富な仲間から、適切なアドバイスを受けることができます。
私も今回で当家族会の参加は12回目(1年経ちました)ですが、参加すると、どうですか?と様子を聞いてくださり相談させて頂いています。問題が起こった時にどう対応するのが大切なのかを教えて頂きました。
 それで、現在は一喜一憂するのではなく、自分にできることを行うことができています。
依存症は脳の病気なので、家族が支えようとすればするほど、病気が進んで回復を遅らせてしまいます。
正しい知識を学んで、正しい対応をすることがとても大切だと感じています。
悩んでおられる方、是非気軽に相談に来られることをお勧めします。

次回令和7年3月9日(日)東区民文化センター大会議室にて開催されます。

広島県在住 下反