家族会の支えで希望がみえた(群馬)

2月15日(土)群馬県社会福祉総合センターにおいて全国ギャンブル依存症家族の会群馬が開催されました。

はじめに、全国ギャンブル依存症家族の会新潟の須藤さんより体験談を聞きました。須藤さんは息子さんがギャンブル依存症により借金、失踪などが繰り返され長年苦しまれていました。しかし家族会や自助グループに参加し多くのメンバーの伴走支援のおかげで、自分も息子さんも回復することができたと話されました。息子さんからの「家族が笑顔で活動している姿を見て自分も回復を頑張ろうと思える」という言葉に、私も自分の活動が家族の回復になるのだと希望を持ちました。

次に公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の佐藤さんより、当事者支援部の活動についてお話いただきました。苦しんでいる当事者にどのような支援を行っているか具体的な関わりを紹介していただき、当事者ならではのきめ細かな対応をしていることを知り心強さを感じました。

私も息子のギャンブルの問題で当会に参加するまでは、良かれと思って何度も息子の借金の肩代わりをする、行動を管理するなどしてきました。しかし当会でそれが間違えた対応と学び、手出しや口出しをやめました。ギャンブル依存症は脳の病気であり正しい知識と対応が大切です。これからも会のメンバーとともに活動し息子の回復を信じて自分も回復を目指していこうと思います。

ご家族や身近な方のギャンブル問題で苦しんで困っている方、同じ経験をしてきた私たちが一緒に対応策を考えます。次回は3月15日(土)群馬県社会福祉総合センターで開催します。ひとりで抱え込まずに是非一度お越しください。

群馬県在住 遠藤