3月9日(日)調布市市民プラザあくろすにて全国ギャンブル依存症家族の会東京(西地区)が開催されました。
まず公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の辻さんから、当事者支援部の活動内容のお話がありました。当事者のことは当事者が一番理解でき対応できるので、その妨げにならないように家族は正しい対応を身につけることがいかに大切かあらためて感じました。
続いて同会当事者支援部の堀田さんより「ギャンブル依存症の恐ろしさと回復への道」をテーマに当事者の立場からの体験談をお話ししていただきました。
10年以上ギャンブル依存症という病気に苦しんで来た中、進行性の病気であること、時には家族の厳しい対応が鍵であることなど、自身の経験を通して紆余曲折あって今があることをお話しくださいました。
ギャンブル依存症は完治が難しいと言われていますが、生き直して新しい自分になれたことで「回復し続けることはは完治を超える」と力強く話していた姿がとても印象的でした。
その後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会田中紀子代表の「家族のためのギャンブル依存問題完全対応マニュアル」の読み合わせをして、グループに分かれ初めて参加された方からお困りごとを聞きました。
不安そうだった参加者の方々が会のメンバーの経験を聞くうちに少しずつ表情が和らいで行き、問題の解決へ向けての第一歩になったのではないかと感じました。参加して間もない方が体験を通してアドバイスする姿にこの会の必要性を感じました。
私も息子のギャンブルの問題で当会に参加するようになり半年が経ちました。息子の借金問題は親の責任のように感じて肩代わりをしたり、金銭管理をしたり、時には叱責していました。けれどそんな対応はどれも意味がなかったと気づかされました。
同じ問題を繰り返す中家族はどんどん心身ともに疲れて行き、また当事者自身も苦しかったと思います。
ギャンブル依存症は脳の病気です。
まずは正しい知識と対応を身につけることが大切です。そのためにもぜひ家族会にご参加下さい。
次回は4月13日(日)調布市市民プラザあくろすにて開催されます。
東京都在住 菅原
