「家族の対応が当事者の回復への第一歩」(香川)

 令和7年3月15日(土)サンポートホール高松にてギャンブル依存症セミナーが開催されました。

初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部の佐藤さんの体験談がありました。同じ苦しみや悩みを持つメンバーと出会い仲間を信じて行動する事で回復の道を歩んでいる姿。そして今は支えてくれた人達に感謝の気持ちで一杯であるという話に、感銘をうけました。 

 次に全国ギャンブル依存症家族の会 香川の山﨑さんの体験談がありました。まずは家族が病気を理解する事。家族会や自助グループに参加し回復プログラムに取り組んで自分の生き方を見直すようになったと明るく話をされていました。

 その後、医療法人社団光風会 三光病院・院長 海野医師の講演があり、改めてギャンブル依存症という病気の知識を得ました。

最後にNPO法人 ギャンブル依存症家族の会の北園さくら氏の講演があり、家族と当事者が距離を置く事の大切さ、家族も当事者もそれぞれの仲間と共に、自分の問題と向き合う事で回復できるという事がよくわかりました。

 私は息子がギャンブル依存症です。初めて当会に参加した時は、不安で一杯でしたが、当会のメンバーと関わり、プログラムを行う中で自分の生き方を変えてきました。この病気は完治がないと言われていますが、回復はあると言われています。それを信じてこれからも活動を続けていきたいと思います。

 次回は、令和7年4月27日(日)13:30より香川社会福祉総合センターにて開催します。是非ご参加下さい。


高知県在住 長山