3月16日(日)に土佐市複合文化施設『つなーで』にて全国ギャンブル依存症家族の会高知が開催されました。
最初に当会メンバーより『知ろうギャンブル依存症』と題して講座がありました。ギャンブル依存症はWHO(世界保健機関)で認められている病気で、依存症になると脳がどういう仕組みになるのかよく理解できました。
次に公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の佐藤さんの体験談を聞きました。
当会に繋がっていた妻が正しい対応を学んでいて、その対応により自身が当事者支援部と繋がる事ができて、早い回復に向かう事ができた事。対応を変えてくれた妻に感謝していると言う言葉が心に残りました。
続いて当事者支援部の加藤さんより支援部の取り組みについて説明がありました。自身も当事者であり、過去に同じ悩みを抱えた事があるので多くの知識をもとにアドバイスができる事やサポート体制も整っていることを話されていました。そして困っている当事者は、電話相談をする事を強く言ってくれて、とても心強く安心しました。
その後、初めて参加された家族の方を中心に困り事をグループに分かれて聞きメンバーが解決索を提案し皆で話し合いを行いました。その中で借金の肩代わり、金銭の管理等、依存症を悪化させている間違った対応をしている事が多いと感じました。
私自身は当会に参加して1年が過ぎました。初めて参加した時、誰にも話せなかった息子のギャンブル問題の事をメンバーが聞いてくれて、気持ちが軽くなったことを覚えています。私は息子に生活費を足したり、借金問題では親が先に返したり、息子自身もギャンブルがやめられず苦しんでいたのに説教をし、益々生きづらくしていました。家族の対応が変わる事で息子の回復につながると教えてもらい、息子と距離を置き私は見守るだけにしました。
間違った対応に戻らない様に、これからも参加してたくさんのことを学び続けていこうと思っています。今ギャンブル問題で苦しんでいる方が、正しい知識と対応策を知る事で回復への道を歩んでいってほしいと願っています。
次回は4月20日(日)に開催されます。
一人で悩まずに当会へお気軽にお越しください。
高知県在住 細川
