4月12日(土)全国ギャンブル依存症家族の会宮城が仙台学習支援センターで開催されました。
依存症当事者、家族側それぞれの体験談があり、2人共たくさんの苦しさを乗り越えて今があると、前を向いてはつらつと話していました。問題をひとりで抱え込まず、それぞれの仲間に繋がることの重要性を再認識しました。
私は息子がギャンブル依存症とは気付かず、何年もの間必要なお金だと言われ、疑いもせず借金の尻拭いを繰り返していました。息子の事を全面的に信じ切っていたのです。
ギャンブル依存症で病院や自助グループに通っていること、依存症は脳の病気で回復はしても、完治はしない事を聞かされた時の驚きとショック、本人にどう声をかければ良いのか、私がそうさせてしまったんだ、悪いのは私だと思い悩む日々が続きました。
そんな中息子は闇金にも手をつけていて、どうにもならなくなり失踪。義娘に申し訳ない思いでいっぱいでしたが、当時の私はどうすれば良いのか分からず、何も出来ませんでした。
ただ義娘が当会メンバーと繋がってくれていて、息子が帰ってきたタイミングでアドバイス通りに行動してくれたお陰で、依存症の拠点病院に入院させてもらう事が出来ました。
その時なぜメンバー達は、知り合ったばかりの私たちにここまでしてくれるのか、不思議で理解出来ませんでした。それが約1年前のことです。
入院はしたものの、私は息子の借金問題や義娘、孫の今後のことで頭いっぱいで、心配で眠れず、食事もとれない状態でした。
義娘の勧めで当会に初参加した時、涙が溢れて何をどう話せば良いのか、話もまとまらない私の気持ちを、当会メンバーは理解し寄り添ってくれ、本人の病気の回復が優先、借金問題は後からでも大丈夫ということ、病気を受け入れ家族も元気になっていくことを丁寧にアドバイスしてくれました。
参加し続けているうちに胸につかえたいたものが小さくなっていきました。今はこんなにも暖かい場所があることに感謝しかありません。
現在息子は 公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部と繋がり回復に取り組んでいます。3月に宮城で息子の体験談を聞くことができました。ハキハキと自分の経験を話している姿を見て、回復は出来るのだと強く思いました。
5月24日(土)13:00〜仙台市戦災復興記念館でギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナー&当事者会が行われます。
悩んでる方是非お越しください。
宮城県在住 梅津
