2 月 16 日(日)全国ギャンブル依存症家族の会富山が富山県民共生センターサンフォルテにて開催されました。
初めに全国ギャンブル依存症家族の会富山のメンバーが「仲間に支えられて笑顔に」というテーマで母親の立場からの体験談をお話しされました。
数年にわたり当事者のギャンブルや借金の問題を何とかしようと必死に頑張ってきたが何一つ事態が好転せず苦しんできたこと、家族会や自助グループに参加するなかでギャンブル依存症の正しい知識や家族が取るべき対応方法を学び、仲間のサポートのおかげで急なアクシデントにも適切に対応することができたこと、家族の会に継続参加することで仲間と一緒に笑顔を取り戻すことができるようになったというお話はここ数か月の自分の体験そのもので した。
私は当会に参加するようになって半年ほどになります。それまでは世間体を気にして誰にも相談できず、苦しい思いをしてきました。 当会に参加するようになってからは、今まで自分がしてきた借金の肩代わりや金銭管理、行動監視 はギャンブル依存症という病気を悪化させる誤った行動だったことに気がつけました。
また自分自身も、当事者の問題を自分のことのように考えたり、自分の思い通りにコントロールしたくなったりする「共依存」という状態であることを教えていただきました。
今は家族会や自助グループに参加を続け、 当会のメンバーにつらい思いを打ち明けたりアドバイスをもらったりすることで心が軽くなっていくのを実感しています。
体験談の後は、初参加の方を交えてお困りごとを聞き、その対応などが話し合われました。
初めは硬い表情だった方が話すうちに次第に穏やかな顔になり、 会の終了時には笑顔も見られるようになったのがとても印象的で、同じ経験をした仲間の中で正直に話す大切さを再確認しました。
依存症は脳の病気です。 その回復には正しい知識と行動が必要です。
ご家族のギャンブル依存症の問題を抱えている方は一人で悩まず、経験豊富なメンバーに相談してみませんか。きっと解決策が見つかるはずです。
ギャンブル依存症家族の会富山は毎月第 3 日曜日に開催しています。お待ちしています。
富山県在住 大﨑
