令和7年4月12日(土)水戸市民会館にて、全国ギャンブル依存症家族の会茨城が開催されました。
はじめに、全国ギャンブル依存症家族の会宮城の鈴木さんの「仲間に出会い希望がみえた~家族会と病院の連携で~」と題した体験談を聞きました。鈴木さんは、家族会に参加する前には、当事者の息子さんを自宅に引き戻し、金銭管理、行動監視などやってはいけないことをしていたと話されていました。家族会で同じ問題に悩むメンバーに出会い、メンバーを信じて行動することで回復の希望が見えたと話されていました。支えてくれたメンバーに感謝の気持ちを伝えていたのが、印象的でした。現在は、当会や自助グループに参加し、支える側としてメンバーとともに活動していると話されていました。私も、ギャンブル依存症という病気について、そして対応方法を学び始めたばかりですが、いつかメンバーを支える側になれたらと思っています。息子さんは、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部、家族会の密な連携で回復施設に入寮したそうです。家族の正しい知識と家族会に参加し続けることの大切さが改めて分かりました。
後半は、3グループに分かれ、初めて参加された方や参加されて間もない方を中心に困っていることを聞きました。当会メンバーの経験から各々に対して具体的な対応策などについて情報提供を行いました。
私も当会に参加する前には、息子の借金の肩代わり、行動監視などを行って来ました。しかし、それが息子の病状を悪化させたと会に入り学びました。会に参加したころは、毎日眠れず涙ぐむ日々でした。心身ともに、疲れ切っていました。会に参加してからは、たくさんのメンバーに助言をもらって笑顔が少しずつ増え元気になりました。息子は、施設に入所していますがこれから先何があるか分かりません。その時に、間違った対応を繰り返さないためにも学び続けています。
この先も、メンバーと共に行動することで色々なことを学び、ギャンブルの問題で苦しんでいる方の役に立つようになりたいと思っています。
家族には家族の解決策があります。ギャンブルの問題でお困りの方は、一度足を運んでみませんか?一緒に元気になりましょう。
次回は、令和7年5月10日(土)13:30より水戸市民会館にてギャンブル依存症等問題啓発週間特別セミナーが開催されます。是非ご参加ください。
福島県在住 村田
