2025年4月6日(日)神戸市立婦人会館にて、全国ギャンブル依存症家族の会 兵庫が開かれました。
はじめに全国ギャンブル依存症家族の会 大阪の島津さんが「手放す勇気・手をとる勇気」というテーマで、妻の立場から体験談を話してくれました。
当会に参加する前は、夫のギャンブルや借金の問題に対し「自分が何とかしなければ」「自分が妻じゃなければこうはならなかった」と、とても苦しい思いをしていたそうです。しかし、会に参加しギャンブル依存症という病気を学び理解することで、夫をコントロールすることから手放す事ができ、仲間の手をとる事ができたと明るく、そしてとても分かりやすく語ってくれました。
その後、グループに分かれ初めて参加した方や、参加して間もない方を中心に困り事を聞きました。そして、今何をすればよいかを当会のメンバーからアドバイスをしました。
私自身も夫がギャンブル依存症であり、10ヶ月前に初めて家族会に参加しました。その時は、「嘘をついてギャンブルをしていて裏切られた」「なんとしてもギャンブルをやめさせたい」という思いがあり、泣きながらメンバーに話を聞いてもらった事を思い出しました。
今ではギャンブル依存症が病気である事、夫への対応の仕方などを学び、少しずつですが、当事者に干渉せず手放すことに取り組んでいるところです。ギャンブル依存症は、家族が正しい対応をすることで、回復を目指せる病気です。まずは正しい知識を、一緒に身につけていきましょう。
5月14日~20日はギャンブル等依存症問題啓発週間であり、全国各地でセミナーが開催されます。皆さまのご参加お待ちしています。
兵庫県在住 中川
