家族会に繋がり続けることの大切さ(高知)

2025年4月20日(日)、土佐市複合文化施設「つなーで」にて、全国ギャンブル依存症家族の会高知が開催されました。

まず初めに、当会のメンバーから「知ろう!ギャンブル依存症」というテーマで講演がありました。脳のスライド画像を用いて、ギャンブル依存症の症状や家族の対応方法について説明がありました。初めての参加の方も分かりやすい内容で、病気への理解が深まったことと思います。

次に、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会の当事者支援部の朝倉さんの体験談を聞きました。回復への道のり、そして「自分と正直に向き合うこと」の重要性が語られ、会場は勇気と希望に包まれました。

その後、2つのグループに分かれて、初めて参加された方を中心に、困りごとや心配ごとを共有し、今後の対応など具体的なアドバイスをしました。次第に参加者の表情が明るくなり、安心した様子が見受けられました。

私は、息子がギャンブル依存症に陥ったことをきっかけに、2年前に当会に参加しました。初めは、息子の問題に対して苦しみ、不安な日々が続きましたが、当会に参加することで、息子の借金を肩代わりしたり、行動を監視したり、金銭管理をしていた自分の行動が全て間違いだったことに気づきました。自分一人では正しい判断が難しいこと、そしてその事実を受け入れたことが、回復への第一歩でした。今では、当会のメンバーと共に支え合い、繋がり続けることが回復への道しるべであると実感しています。

新たに参加された方々が、日々の落ち着きを取り戻し、希望を感じられるように、これからも仲間と共に活動を続けていきたいと考えています。

次回はギャンブル等依存症啓発週間特別セミナーを開催します。
今年度は四国合同での開催となっており、徳島県での開催です。

5月31日(土)13:30~
「アスティとくしま」にて開催します。
是非ご参加ください。


高知県在住 正岡