5月3日(土)、ひと・まち交流館京都にてギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナーが開催されました。
当日は、多くの議員の皆様にご参加いただき、代表して立憲民主党 京都府総支部連合会 会長 参議院議員 福山哲郎様から、オンラインカジノの規制に向けて超党派で議論を進めている旨のお話をいただきました。当会の活動にご理解をいただき、政治の力でギャンブル依存症への対策が進められていることに、非常に心強く感じました。
私も会の一員としても、引き続きオンラインカジノが規制されるために啓発活動に取り組み、多額の借金を抱えてしまうようなリスクが軽減できればと思います。
続いて、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部のメンバーが、自身の経験を話してくれました。冒頭での「この場に生きていられるのは周りの皆さんのおかげ。当事者も家族も、どうか孤独にならないでください」という言葉が特に印象的で、力強く語る姿を見て、仲間とつながることの大切さを改めて実感し、胸が熱くなりました。
その後、当会京都メンバーである高田さんの体験談を聞きました。話の中で、「助ける者が助かる」という言葉が印象に残りました。当事者だけでなく、家族においても仲間とつながり続けることの重要性を、深く感じました。
最後に、桜花法律事務所所長でASK依存症予防教育アドバイザーでもある、中島俊明弁護士から債務整理についてご説明いただきました。ギャンブル依存症に理解のある弁護士はまだ少ないとのことでしたが、中島弁護士は「回復と債務整理の両立」を目指しているとのことで、借金問題への対応方法について学ぶ貴重な機会となりました。
今回のセミナーは、ギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナーに相応しく、行政の対応、当事者・家族の立場からの経験、債務問題への具体的対策など、幅広い視点から学ぶことができました。正しい知識を身につけることで、新たにギャンブル依存症に陥る人を一人でも減らし、一人でも多くのギャンブル依存症者を回復へ導くことができればと願っています。
ご家族のギャンブル問題でお悩みの方は、どうか一人で抱え込まず、ぜひ私たちの活動にご参加ください。次回は6月14日(土) 13時30分~15時30分、ひと・まち交流館 京都で開催します。
京都府在住 峰本
