4月13日(日)新潟市総合福祉会館にて、全国ギャンブル依存症家族の会新潟が開催され、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の方より体験談をお話いただきました。
当事者の方はご自身の経験を率直に語り、依存症がどのように人間関係を壊し、経済的にも精神的にも追い詰めるものかを伝えてくださいました。ギャンブル依存症によって、当事者本人や周囲の家族に与える影響がいかに深刻なものであるかをあらためて感じました。
講演を通じて印象に残ったことは、当事者の方が回復に向かうきっかけとなったのが、家族や周囲がこの問題を正しく理解し行動を変えたということです。
1年ほど前に、私は息子のギャンブルの問題に巻き込まれました。当初は絶望的な気持ちになり、とても落ち込んだ事を覚えています。しばらくして、全国ギャンブル依存症家族の会の存在を知り、参加するようになりました。同じ悩みを抱える当会メンバーに出会えたことで気持ちも楽になり、少しずつ希望が持てるようになりました。家族では気付けないことなど、メンバーからのアドバイスを受け入れて行動したことで、息子は当事者支援部につながり、依存症の回復施設に入寮することができました。
息子を回復のレールに乗せることができたのは、私たちをサポートしてくれた当会のメンバーや当事者支援部のおかげです。今後新しく参加される方たちの助けとなれるよう、こらからも正しい知識と対応を学んでいきたいと思います。
次回は、6月8日(日)新潟市総合福祉会館にて全国ギャンブル依存症家族の会新潟が開催されます。ご家族、当事者どちらも参加できます。ギャンブルの問題を一人で悩まず、是非参加してみてはいかがでしょうか。ご参加をお待ちしております。
新潟市在住 高野
