2025年4月5日(土)、全国ギャンブル依存症家族の会 山形が、山形市市民活動支援センターにて開催されました。
初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 当事者支援部から「ギャンブル依存症の自分と向き合う」をテーマに体験談がありました。大部さんのお話を聞いて、家族が依存症に関する知識や本人への対応を学んでいく事の大切さを再認識しました。そして、今後の目標を掲げそれに真っ直ぐ向かっている姿に、当事者は同じ経験をした当事者の中で元気に回復していけるんだ、と希望をもらいました。
その後、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会代表 田中紀子氏著者「家族のためのギャンブル問題完全対応マニュアル」を読み合わせしました。
読み合わせ後、3つのグループに分かれて輪になり、初めて参加された方・2回目の方を中心に、今困っている事を共有しました。
私は「息子を助けたい」という思いで、借金の肩代わりや生活の援助を繰り返していました。が、昨年の7月に初めて当会に参加した時に、自分の良かれと思っていた行動が、実は息子の自立する力を奪い、病気を進行させていたのだと知りました。その後、依存症という病気の概念や息子への正しい対応を学び、当会のメンバーに助けてもらいながら行動を変える事ができました。そして、息子を助けるには、まず家族が元気にならなくてはならない事も学びました。
私は今も、実は息子が心配になり、苦しくなる事もあります。ですが、何でも相談できて安心できるメンバーの中にいると不思議とだんだん元気を取り戻せ、笑っている自分がいるのです。
ここには、数多くの経験に基づく解決策があります。「どこに相談したら良いかわからない」と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非一度お越し下さい。一緒に解決策を見つけていきましょう。
次回の家族の会は、6月8日(日)13時30分から山形県生涯学習センター遊学館にて開催されます。
新潟県在住 薄田