正しい知識と対応が回復の鍵(石川)

4月19日金沢勤労者プラザにて、全国ギャンブル依存症家族の会 石川が開催されました。

はじめに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の大部さんより、体験談をお話いただきました。私も家族の会に参加をするようになりアドバイスをもらい、ギャンブル依存症当事者の長男を手放したことを思い出し、大部さんのように回復の道を歩む息子の姿を重ね希望をもらいました。 

次に、全国ギャンブル依存症家族の会 大阪の寺岡さんより妻の立場の体験談を聞きました。生き生きと話される姿にとても共感しました。

私は息子が、依存症専門病院へ入院したことがきっかけで、約1年前から家族の会へ参加をするようになりました。息子を回復させたい思いで、メンバーの経験から提案してもらった家族の正しい対応をひとつずつ行動に移していく中で、不安が小さくなりここにいれば大丈夫という安心感が生まれ、私自身この1年で元気になっていることを実感しています。

その後、初めて参加された方を中心に現在の困っていることを聞き、具体的な対応策をお伝えしました。母の立場の方はこれから先の不安でとても辛かったけど、話を聞いてもらい気持ちが楽になり参加してよかったと笑顔で話されていました。 

息子は、家族の会と病院、当事者支援部の連携により、息子の状況に合った支援を病院がその都度対応してくれ、今年の3月に退院し自立生活を始め回復のスタートに立つことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

家族がギャンブル依存症のことを正しく理解し対応をする事が、当事者の回復の鍵になります。

ひとりで悩まないでぜひ家族の会に参加して下さい。きっと解決策が見つかります。

次回は、6月21日(土)13時30分から野々市市交遊舎で開催されます。お待ちしております。

東京都在住 飯塚