5月4日(日)川西市アステホールにて、ギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナー兵庫が開催されました。
関西国際大学保健医療学部講師で精神看護専門看護師の吉井ひろ子先生による講演では、当事者支援と同様に家族支援が重要であり、社会的に孤立している共依存関係にある家族は同じ経験をしたメンバーや、自助グループに繋がることで悪循環から抜け出すことができ、再発を繰り返しながらも自立した世界を見つけることが間接的に当事者の回復に繋がることになるとのお話がありました。次に当事者の体験談では、オンラインカジノの「止めさせない仕組み」や回復の道へ繋がってからの苦しい時期のリアルな心の動きについて話を聞くことがでました。
続いて家族の体験談では、夫婦が自立し無理なくそれぞれのペースで活動に取り組み、現実逃避していた自分を変えることができたと話してくれました。
私は先生の講演から、ギャンブル依存症の当事者である息子のことを誰にも話せない孤立状態から、自助グループや会に参加をしたことで、同じ境遇の方々に出会い心からほっとしたことを思い出しました。家族の話では苦しい環境にいることに気づかず、生きづらさを抱え生きてきた自分を重ね合わせました。蓋をしてきた感情を正直に話していくことで、楽に生きていけるようになることを知ることができました。
当会では家族や当事者の体験談を聞くことができます。経験豊かなメンバーがギャンブルのお悩みに適切にアドバイスします。
次回は、2025年6月21日(土)10:00より神戸学院大学ポートアイランドキャンパス講義室で特別セミナーが開催されます。当事者会も同時開催しております。1人で悩まず是非、ご参加ください。お待ちしております
兵庫県在住 渡邊
