5月10日（日）長崎県庁にてギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナーが開催されました。
はじめに西脇病院の西脇健三郎院長より「ギャンブル依存症」というテーマで講演があり、依存症者の治療、回復の難しさは、自らの病を認めないところにあると話され、この病いの回復の難しさを再認識しました。
ギャンブル依存症問題を考える会、当事者支援部の佐藤さんの体験談では、当事者会や自助グループで正直に話せる場所やメンバーを見つけたことで回復の道を歩み、今度は苦しんでいる人を助ける側になって支援活動をしていきたいと包容力のある言葉が印象に残りました。言葉から熱意が伝わり私自身も当会で活動していく勇気を与えてもらいました。
全国ギャンブル依存症家族の会の吉田さんの体験談では、仲間の中で、自身の共依存に気づき、手助けをやめ行動を変えていった事がリアルに伝わってきました。家族がピンチをチャンスと捉える事ができた事が回復のスタートに立てたのだと思います。仲間の中で回復を続ける今の息子さんの様子を伺って、まずは家族が、仲間の経験を信じて勇気を持って行動することの大切さを痛感しました。
私は1年前に、大学生の息子の借金の問題で当会に参加しました。
当初は戸惑い、頭の中は混乱状態。そんな私も家族会の中で仲間達に共感してもらい、行動して沢山の仲間と出会い勇気と元気を頂きました。私は今回のセミナーに参加し、ギャンブル依存症の回復には病気への正しい理解と家族の正しい対応がキーポイントだと再認識しました。
私はこれからも仲間と繋がり続け、ギャンブル依存症の啓発にできる事から行動していきたいと思います。
ギャンブル問題で苦しんでいる方がいたら、どうか1人で悩まず、当会へお越しください。一緒に解決策を見つけていきましょう。
次回は6月15日(日)西脇病院にて、全国ギャンブル依存症家族の会長崎が開催されます。ご参加をお待ちしております。
福岡県在住 大谷
