令和7年4月27日(日)、全国ギャンブル依存症家族の会香川が社会福祉総合センターで開催されました。
まず、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会・当事者支援部から、支援活動の紹介がありました。支援部は当事者からの相談電話対応、当事者同士のZoomミーティング会場立ち上げなど当事者の回復支援の取り組みの話を聞くことができました。
続いて、全国ギャンブル依存症家族の会・岡山の妻の方が体験談を発表。夫のギャンブル問題を通じて、自分も共依存状態にあったことに気づき、夫婦で自助グループに参加するようになった経緯を語りました。借金再発や育児の困難もありましたが、家族会メンバーの支えで現在は自立した家族の形を築いていると話されました。
私は息子の問題で悩み、誰にも相談できず2年前に家族の会に初めて参加しました。皆さんの話を聞いて心が軽くなり安心しましたが、今まで通りの生活を変えることが出来ず行くのをやめてしまいました。その間に息子は借金を重ね、犯罪まで犯してしまいました。限界を感じて4ヶ月前に再び家族の会に参加し、正しい対応や共依存について学びました。親が変わることで、当事者支援部や家族会のサポートを受けながら、息子は回復施設につながることができました。
ギャンブル依存症は脳の病。本人の努力や家族の愛情だけでは治せません。同じように悩む当会メンバーがここにはいます。一人で抱え込まず、ぜひ参加してみてください。一緒に向き合っていきましょう。
次回は、令和7年6月29日(日)13:30〜高松市男女共同参画センター(第3研修室)にて開催します。
香川県在住 武田
