5月25日大阪科学技術センターにて、ギャンブル依存症等問題啓発月間セミナーが開催され、300名弱が参加し盛会となりました。新聞社やテレビ局の取材も入り、社会の関心の高まりを実感しました。
第1部は、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会 代表の田中紀子氏が「ギャンブル依存症 現状の問題点と支援」と題して講演し、オンラインギャンブルにより若者が危険に晒されている、売上の激増に反して対策費は増えていないなど問題点を指摘しました。
次に全国ギャンブル依存症家族会による予防教育の実例を当会の伊藤茉莉子さんが説明し、関西学院大学経済学部 上村敏之教授と田中代表により若者のギャンブル事情や予防教育の重要性について意見が交わされました。
第2部では大阪府議会議員らと田中代表によるシンポジウムが行われ、迫りくる大阪IRに向けて、ギャンブル依存症対策のあり方をめぐり白熱した意見交換が行われ大変な盛り上がりでした。
田中代表の「苦しんでいる当事者を元気にさせたいという」という熱意が伝わり、死のうとしていた当事者を施設に入寮した経緯を聞き、命を守る事ができたと深く感動しました。
私自身、当会での活動を通じて明るさを取り戻し、新たな生活を歩んでいます。大阪IRが迫っている中で、ギャンブル依存症の拡大を防ぐために啓発活動に力を入れていきたいです。
当会には経験と解決策があります。悩んでいる方に「ここには希望がある」と伝えたいです。
大阪府在住 濵田
