家族会に参加し続けることが、回復につながる(宮城)

令和7年6月7日(土)仙台市戦災復興記念館にて、全国ギャンブル依存症家族の会宮城が開催されました。

はじめに、ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部 より当事者の立場からの体験談を聞きました。依存症と向き合い、元気になる為に活動に取り組んでいる姿を見て希望を持つことが出来ました。

次に全国ギャンブル依存症家族の会宮城メンバーより親の立場からの体験談を聞きました。優しい息子さんを思い出して言葉を詰まらせる場面があり、私も思わず当事者である息子を思い出し涙が出ました。

私は半年前、他県に住んでいる息子がギャンブル問題で借金抱えていることを知りました。「趣味を見つけたり、昔からの友人と過ごせばギャンブルから離れられるだろう」と安易に考えて、息子を実家に連れ戻そうとしました。

初めて自助グループに参加した時に当会を紹介してもらい、ギャンブル依存症は進行性の脳の病気である事を知りました。家族の間違った対応は、病気を悪化させてしまう事を知り、私がしようとした事は、一つも息子のためにならない行動だったのだとショックが大きかったのを覚えています。

当会に参加し、愛情を持って、当事者と適切な距離をとることの大切さを教えてもらった時は、「私が面倒を見なかったら息子はどうなってしまうんだろう」と、心配や不安で辛かったです。

しかし、ひとりではない、同じ悩みを持ったメンバーと過ごすことは、私が前をみて進んでいく為に、大切な時間になっています。

また、自分の気持ちを当会のメンバーに聞いてもらうことや自助グループで話すことで、少しずつ元気を取り戻すことができています。

次回は7月19日(土)太白区中央市民センターにて、全国ギャンブル依存症家族の会宮城と当事者会が開催されます。ギャンブルの問題でお困りのご家族や当事者の方、経験を積んだメンバーが解決策をアドバイスしてくれます。ひとりで悩まずぜひご参加ください。

福島県在中 林