仲間と共に回復の途中です(静岡)

5/31(土)静岡県男女共同参画センターあざれあにて、ギャンブル等依存症問題啓発週間特別セミナー&当事者会 静岡が開催されました。

初めに、一般社団法人東京グレイス・ロードの八木さんより「ギャンブル依存症からの回復」と題したご講演をいただきました。様々な活動の紹介等のお話や、ギャンブルを止めるのははじまりにすぎないこと、また「問題は出したもの勝ち」という言葉に勇気を貰いました。

次に、一般社団法人東京グレイス・ロードの土方さんよりギャンブル依存症当事者体験談を聞きました。家庭環境の不安や居心地の悪さも関係してギャンブル依存症となったが、今はグレイス・ロード入寮者の生活支援をされていて、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部メンバーから教わりながら行動を変えている途中だとお話されるお顔は、明るい表情で清々しさを感じました。

公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の活動報告の後、ギャンブル依存症の家族の体験談は、全国ギャンブル依存症家族の会の丸山さんによる「手放す覚悟と勇気」でした。
当会に参加し、ギャンブル依存症である息子を手放す覚悟と勇気を持ったことで依存症からの回復施設に繋がったとの事。「当会メンバーが、真っ暗なトンネルの出口に灯りをともしてくれた。それを信じて進んだ」と涙ながらに語ってくれました。

講演いただいた皆様それぞれが、自分は回復の途中だ、それぞれメンバーと共に回復していきたいとおっしゃられたのが印象的でした。私もギャンブル依存症である夫の問題が分かった時には途方に暮れましたが、当会に参加することであらゆる勉強をさせて頂き、自分の問題に向き合い元気になっていく途中であり「気楽にやろう、でもやろう」と思えています。

そして「ギャンブル依存症今年のトピック」の発表があり、その後のギャンブル依存症相談会には行政の方も参加してくださり、全体を通してたくさんの学びを得られました。

ギャンブル依存症で困っている方、ご参加ください。

静岡県在住 望月