6月7日 (土) 国立さくらホールにて全国ギャンブル依存症家族の会東京(西地区)が開催されました。
初めに、公益社団法人ギャンブル依存症問題を考える会当事者支援部の方による『人生を変えた依存症』と題した体験談でした。
趣味で始めた競馬がやめたくてもやめられず、家族に借金の肩代わりをしてもらった。その罪悪感から更にギャンブルは加速してしまった。進行性の病、孤独の病、否認の病ともいわれるギャンブル依存症になってしまった恐ろしさを話されました。
このままではだめだと当事者の会に参加し、メンバーの手厚いサポートにより今後の人生に一筋の光が見えた。そしてご自身が病気を受け入れる事で新しい人生をスタートされたとのお話に勇気と希望をもらいました。
次に全国ギャンブル依存症家族の会神奈川のメンバーから『家族の回復〜仲間と共に行動する〜』と題した体験談がありました。
夫の借金、ギャンブルの問題が分かった時、まず自分がこの問題を何とかしなければ、と思ったそうです。夫の借金を完済し、誓約書を書いてもらっても不安な毎日で自分ではどうにもならないと当会に参加されました。
当事者だけでなく家族も回復する事が大切と知り、家族の正しい対応を学び行動していく事で、不安な気持ちが取り除かれ自分自身が変わっていくのを感じている、と話す家族の顔は希望に満ち溢れていました。
私は息子がギャンブル依存症です。息子の借金が分かった時、私も家族が何とかしなければ、借金さえなくなれば元の息子に戻ると信じていました。当会に参加した事で、病気の正しい知識を学び、家族の間違った対応が病気を悪化させていたと気づきました。
今息子は当事者支援部のサポートを受けながら、回復の道を歩み出しているようです。私も当会に参加し、メンバーから励ましや共感をもらい、一人ではないと感じることで元気を取り戻すことができました。
当会にはたくさんの経験と解決策があります。
どうかお一人で悩まず、ご相談下さい。
次回の東京家族会(西地区) は、7月12日(土) 調布市文化会館たづくりにて開催されます。
東京都在住 棚田
